【W societyプレスリリース】心身的課題(W)×社会的課題(society)の両面から 女性活躍をデザインするプロジェクト「W society」を始動

2021.09.21 PRESS RELEASE

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W Society実行委員会は、女性の心身的課題(W=woman)×社会的課題(society)の両面から女性活躍をデザインするプロジェクト「W society(ダブリュー ソサイエティ)」を設立し、活動を開始します。

同実行委員会は、当プロジェクトに賛同を表明した委員(委員構成企業:ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社、パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社、ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社、株式会社サニーサイドアップグループなど)により構成されます。

■設立の背景 ~国内における女性を取り巻く二つの現状~

男女格差の大きさを国別に比較した「ジェンダーギャップ指数(世界経済フォーラム2021年発表)」における日本の順位は、156カ国中120位。こうした現状を打破すべく、「女性活躍推進」という言葉と共に様々な企業や自治体が施策に取り組んでいるものの、女性のライフプランにフォーカスした具体的かつ効果的な施策の実行・生活への反映にはまだまだ時間を要しているのが現状です。

また、ライフイベントのひとつ「妊娠・出産」にフォーカスしてみると、国内での不妊治療件数は年々増加。晩婚化などの要因から不妊治療を開始する年齢自体も高齢化し、体外受精件数が年間約45万件を超える“世界一の不妊治療大国※1”でもあります。欧米と比較すると”自分自身のカラダ”に向き合い始めるタイミングが遅いため、治療技術は世界一とも言われる一方で、“ライフプランの選択の幅”が知らず知らずのうちに狭まっているのが現実です。

■「知る」「学ぶ」「変える」の3つのテーマで社会実装・変革を目指す

日本国内に内在する、女性を取り巻く「心身的課題」と「社会的課題」という大きな二つの課題。この二つの課題に対して社会全体で向き合い、課題の両面からの解決を目指すために組成されたプロジェクトが「W society」です。当プロジェクトは、さまざまな企業・団体、自治体、学術・研究機関等に参画を募り、企業横断・産官学連携の社会参画型プロジェクトとして推進。「知る」「学ぶ」「変える」の3つのテーマを軸に各施策を展開し、課題解決に寄与する施策の社会実装および社会変革を目指します。

■まずは”自分自身のカラダ”を知るきっかけを。啓発キャンペーン「egg week」を今秋実施予定

そして、まずは現状を「知る」ことを課題解決へのスタートと位置づけ、自分自身のカラダを知るきっかけづくりを生み出す啓発キャンペーン「egg week」を今秋に実施予定。女性のホルモン検査の一種である「AMH検査※2」に対するリテラシー向上を入口に、”自分自身のカラダを知るきっかけ”を創出します。

今後は「egg week」の実施を皮切りに、一般向けセミナープログラムや企業向けスクール研修の実施、女性のヘルスケアや社会との関わりを研究・調査する研究会の発足、各自治体に向けた検査補助制度の導入の促進など、「知る」「学ぶ」「変える」の各テーマに紐づく各施策を実施する予定です。

“すべての女性が、納得して充実したライフスタイルを過ごせる社会”を目指して活動を開始する当プロジェクト。今後の活動にぜひご期待ください。

※1  2017年の体外受精件数を比較すると、日本=約45万件(世界1位)で、アメリカ=約28万件(世界2位)。(日本産科婦人科学会データなどから算出) ※2 抗ミュラー管ホルモン検査:卵巣の予備能(卵巣の中に残っている卵胞の数の目安)を反映する血液検査。 自身のカラダの現状を知ることで、ライフプランの設計に役立てられることが期待されています。

■活動の3つのテーマ

W societyでは、KNOW【知る】、LEARN【学ぶ】、CHANGE【変える】以上3つのテーマを軸に活動を展開し、女性にまつわる W=【心身的課題】、society=【社会的課題】の解決を進めます。

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